「工+藝」
「工+藝」KO+GEI 2024 5.23[thu]-26[sun] 東京美術倶楽部3階ホール@TOKYO ART CLUB

工+藝とは

美術市場を支えて115年の歴史を持つ東京美術倶楽部では、
「工+藝」(ko plus gei)を初めて開催することとなりました。
あらゆる美術分野の多くの名品を扱ってきた全国有数の美術商が、現代の工芸作家48名を厳選し、
未発表の作品を展示いたします。

出品作家は、現代の工芸界を牽引してきた招待作家11名と、
いま世界が注目する気鋭の推薦作家37名で構成されています。

日本の伝統を進化させている「工」の技術と、
作家それぞれの独創的で深い意識から生まれる「藝」。
「工」+「藝」= この方程式から何が生まれるのか?
その答えは是非、会場でご確認ください。

また、今回出品される作品は、会場でもWEBからでもご購入することが可能です。
(お申込多数の場合は、抽選となります。)
ぜひ“作品を買う”という、わくわく感も体験してください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

なお、来場様へ以下の特典をご用意しております。

【来場者様プレミアム特典】
■ギャラリートークイベント
23日(木)15時:山下裕二先生
24日(金)15時:橋本麻里先生
25日(土)15時:秋元雄史先生
プロフィールはこちら
事前申し込みメールで承ります(住所氏名を明記してください)
kopluagei@toobi.co.jp

■済美庵にて本格的薄茶を召し上がっていただけます
23日・24日・25日(10時~17時)
済美庵(当社2階お茶室)にて、来場様皆様にお茶を召し上がっていただけます。
庭園を眺めながら、ゆっくりお茶を召し上がってください。

• 受賞について

AWARD

工芸のすばらしさを紹介してきた4名を特別審査員として迎え、推薦作家の出品作の中から賞を授与します。
さらに、東京美術倶楽部の会員である日本全国の美術商480名と青年会員90名が投票し、
創立以来初めての東京美術倶楽部大賞・優秀賞を制定いたします。

特別賞

著名有識者と美術館から選ばれた、各一作品を特別賞として
表彰いたします。

秋元 雄史

東京藝術大学名誉教授。金沢21世紀美術館特任館長、美術評論家。『工芸未来派』展,『GO FOR KOGEI』展など、現代アート化する工芸を紹介してきた。著書には『直島誕生』『工芸未来派 アート化する新しい工芸』など。

■「工+藝」へのコメント

日本の工芸は世界的にみても高いレベルにある。また昨今の新しい工芸は、工芸という一つのジャンルに留まらずに、現代アートやデザインとも関わり、活動の場所を広げている。それに応じて、工芸作家や職人の立ち位置も多様化しており、一人の作家の個性が評価される同時に、一方でグループやコラボレーションでの活動も盛んである。これまでのような徒弟的で、固定的な関係から、フラットで、自由な、そしてスピード感のある関係から新しい工芸が生まれている。技法を活用しつつ、それに変化を与えることで、多様な作品が誕生しているのだ。今回、出品する作家はその動きを牽引する皆さんだ。作品が一堂に会するのが楽しみだ。

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[菊池 節 館長

菊池寛実記念
智美術館

現代陶芸を中心に展示している菊池寛実記念 智美術館の館長。菊池美術財団の理事長。
その他、京葉ガス株式会社などの会社役員を務める。

■「工+藝」へのコメント

東京美術倶楽部主催「工+藝」TokyoArtClubKOGEI2024が発足し、その展示会が行われますこと、まことにおめでとうございます。またこの機会に、「菊池寛実記念 智美術館賞」をご制定いただきまして、光栄なことと心より御礼申し上げます。
工芸は日本の美術において歴史的にも重要な位置を占め、現在では多くの作家が自由な発想で独創的な作品を生み出しています。工芸の発展のため私共の美術館でも公募展などを主催しておりますが、日本の現代工芸にスポットを当てた東京美術俱楽部の「工+藝」が国内外に工芸の魅力を発信し、作家達にも新たな美を創造するきっかけとなる活動に発展していくことを、心よりお祈り申し上げております。

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中田 英寿

サッカー元日本代表、FIFAワールドカップ 3 大会連続出場、2006年ドイツ大会後引退。日本文化を知るために、全国47都道府県をめぐる旅を7年半掛けて実施し、2015年 Japan Craft Sake Company を設立。
日本の伝統工芸や日本酒・日本茶に関する事業を展開している。また、立教大学経営学部客員教授や、工芸作品に関する造詣が深く幅広い活動をしている。

■「工+藝」へのコメント

私が作品に相対するとき、まず初めに純粋に美しいと感じ、手元に置きたいと思えるものに心惹かれます。技術が向上してきている昨今、それを見せつけるものではなく、表現の一つとして意識させないものが本当の美しさだと思います。
これからの作り手には、工芸なのかアートなのか、また使えるか使えないかに限らず、現代の生活をより豊かにしてくれるものつくりをして戴きたい。この「工+藝」には、ここから世代やジャンルを超えた素晴らしい作品をより多く発信していき、世界に一石を投じるきっかけになることを期待しています。

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山下 裕二

美術史家。東京大学大学院卒業。明治学院大学文学部芸術学科教授。
縄文から現代美術まで、日本美術史全般にわたる幅広い研究を手がける。
企画監修した展覧会に『ZENGA展』『雪村展』『五百羅漢展』『白隠展』などがある。

■「工+藝」へのコメント

私はこれまで、「超絶技巧」というキーワードを冠した工芸の展覧会を三度にわたって企画、監修してきた。第一弾は、2014年から全国巡回した「超絶技巧!明治工芸の粋」展。第二弾は「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」展。そして第三弾は現在も巡回している「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」展。そもそも、漆芸、七宝、木彫、金工など、世界最高レベルの明治工芸は海外での評価が先行していたが、この10年の間に国内での再評価の機運が醸成されてきた。そして、そのDNAを引き継ぐ現代作家に対する注目度も格段に高まってきたと思う。ただ単に技術が優れているだけでは、瞠目すべき作品は産み出せない。超絶技巧+αのセンスが必要なのだ。この「工+藝」展でそんな作家に出会えることを期待している。

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東京美術倶楽部大賞

東京美術商協同組合員、480店舗の店主及び、青年会会員90名が
会場での作品を実際に見て投票し、決定・表彰いたします。

• 開催のご挨拶

MESSAGE

ごあいさつ

東京美術俱楽部は、創立より115年以上にわたり日本全国の500近い美術商が協力し、時代やジャンルに問わず、作品と鑑賞者・購入者をつなぐ架け橋となってまいりました。その活動は、美術品取引の場を担うとともに、展覧会やアートフェアなど優れた美術品を広くご紹介する事業も行っております。
今回、初めての企画「工+藝」KO+GEI 2024 Tokyo Art Cubを開催いたします。
美術の中でも昨今話題である工芸にジャンルをしぼり、工芸とは何なのかをあらためて考えます。そして、選び抜いた素材に優れた技で新たな命を与える「工」と、時代時代の美的センスが加えられる「藝」をそれぞれの視点からとらえようと試みました。現代、科学技術の発展と並行しながら、伝統を受け継いだ手仕事の「工」は進化を続けています。一方で、複雑な時代に繊細さを増す人間の意識は、より知的で深い美すなわち「藝」として表われています。
本企画では、この「工」と「藝」の融合をそれぞれの表現に昇華させている作家48名を厳選し、その未発表作品を展示・販売いたします。作品は、購入され持ち主が変わることによってまた新たな側面を与えられます。
 今まさに自らの「工+藝」を生み出し続けている作家たち。その活動の一助となり、またそれらの作品と出会う喜びを多くの方にお伝えできれば幸いです。

2024年5月
株式会社東京美術俱楽部
代表取締役社長

中村 純

• 会場案内

ACCESS

株式会社東京美術倶楽部
〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15

◼︎ 三田線「御成門駅」A4出口より徒歩2分
◼︎ 浅草線・大江戸線
「大門駅」A4出口より徒歩5分

• 催事概要

OUTLINE

主催 東京美術倶楽部
催事名 「工+藝」KO+GEI 2024
日時 2024年5月23日(木)〜26日(日)
10:00-17:00
概要 作品の展示・表彰・販売

東京美術倶楽部

創業100有余年の歴史を持つ東京美術倶楽部は、日本美術業界で最古のグループです。
美術に対する正しい認識と理解の普及を図ることを目的として、
日本の優れた美術品の保存、活用を行う施設を有します。
最新設備を備えた広いホール・和室・庭園があり、
美術展、茶会、美術品鑑定・評価・売却・著作権管理等の美術に関する
様々な事業を展開しています。

公式サイト

創業100有余年の歴史を持つ東京美術倶楽部は、日本美術業界で最古のグループです。
美術に対する正しい認識と理解の普及を図ることを目的として、
日本の優れた美術品の保存、活用を行う施設を有します。
最新設備を備えた広いホール・和室・庭園があり、
美術展、茶会、美術品鑑定・評価・売却・著作権管理等の美術に関する
様々な事業を展開しています。